満月

涙で濡らした頬を撫でる

真っ暗な部屋 布団の中

何も思わなかった1年前に

花の種を植えた日を思い出した、

 

少しずつ水をやる日々に

雪も嵐も雷さえも耐え抜き

次の日は最高の快晴で  

その間に汗を流して稼いで

 

火星よりも目立たない存在

前に立つ気もなかったし実際

でもやって見りゃ拍手は喝采

言葉を並べてるだけじゃダッさい

 

まだまだエアコンは消せない夜に

汗で濡らした枕に寝そべり

今日も頑張ったと胸はろう

明日は明日でまたがんばろう