仕事

汗を流したあとの帰り道

君の声を聞きながら渡る交差点

導火線に着いた火は消えないから

ボンカレーでも食べて待ってようか

 

どうしようもねぇ男に捕まった

つーか待った 通過するのを待った

反吐が出るやつなんかには構うな

俺だけ見てろ 

クズはクズとお出かけでもしてろ

 

なんてね

dis rap Groove 乗り方即興

文字に起こすのがマイベスト

人生全部歌詞につぎ込んだ

ダイジェストさ 

高く飛ぶよエア・ジョーダン

 

みたく冗談なら言わないさ

上段に登るために戦った

ただ勝った 生半可 若旦那

若かった なんて言い訳はしねぇ

気付いたあの日からラッパー

 

ヒップホップで苦難を乗り越えたとか

ヒップホップに命を救われたとか

大層な理由はないけど

間違いなく俺の世界に色をくれた

 

日が暮れた夕日 真っ赤な空を

見つめて書いたあの時の歌詞を

思い出せないから今もう一度

新たな色で君のために描こう

即興

君とやりたいことならたくさん

目に映る全て瞬きの瞬間

撮影出来たらいいのになんて

ファンタジーチックなのもいいね

 

ちょっとそこまでアイスを買いに

電車に乗ってあの町までぶらり

飛行機乗って知らぬ町まで

そしたら次は隣の街まで

 

各駅停車 ゆっくり行こうか

倒れないよう僕に捕まって

捕まえて離さないように

君が離れないよう 笑っていられるように

 

 

 

 

 

容姿

「美しさ」とは、誰のためか。

「カッコ良さ」とは、誰のためか。

 

人間は、必ずしも容姿が完璧である必要は無い。

そもそも、完璧の基準とは何か定義されていない。

別に誰からか好かれたいわけじゃない。

認めて欲しい訳でもない。

 

と、思ってた。

 

俺がかっこよくなりたいのは、最愛の為だった。

理由は単純。君に嫌われたくないから。

もっと好きになって欲しいから。

 

普段は履かない靴を買った。

何度履いても履きなれない。

新しい服を買った。

大きくて動きづらいコートだ。

眉毛を整えてみた。

失敗。切りすぎた。

 

何度失敗しても、俺が頑張る理由は

君だった。

 

今までと同じでいいじゃないか。

彼女は俺の事を好きでいてくれる。

なら変わる必要は無い。

 

それでいいじゃないか。

 

なんて、思えない。

なんで頑張るかなんて、俺にだってわかんないけど

君にもっと好きになってもらいたいから。

ただそれだけが原動力なんだろうな

 

街灯の明かりが溶けた街並み

夜中の3時 コアラのマーチでも

食べながら一服

煙を蒸かす  空に描いたスピログラフ

 

オシャレな韻は踏めないが

陰を踏まずに陽を湧かす

用が済んだらまた次の町へ行く

寒い空気も吐いて吸う

 

 

 

 

将来

将来の夢はなんだった

かっこいいヒーローになりたかった

悪者を倒すヒーローじゃない

傷ついたあなたを助けるヒーローに

 

黄色い声援はいらない

できるようになるまで幾度もトライ

助けたあとはみんな友達

騙されんな、自分自身の言葉に

 

傷を癒した分の労力

その分勝手に俺が背負ってる

曇って見えないメガネのレンズ

その思い出を書き起す短編小説

 

歌詞を書くことが夢だった

人に教えるのが夢だった

希望を与えるのが夢だった

現実を見た、夢で終わった

 

そこから教わった

虚無に襲われたままで溜まるか

やられる前にやれ、くたばるか

愛する人の目は三白眼

 

今日はもう眠いから

指を動かすのも疲れた

また明日、日が登るから

沈む頃にまた会おうな

常夜灯

電気を消した午前0時

暗い部屋でまた1人

寂しさを紛らわすために

常夜灯の灯りをつけた

 

オレンジ色に光る部屋は

いつも綺麗でいて、醜い

何がいいのか分からないけど

今日はこのまま寝たい

 

君が寝たあとの夜は寂しい

静かな部屋でただ1人

送ったLINEは帰ってこない

 

部屋

君に貰った手紙を読んだ後の視界なら霞んで見えた

暗い部屋で寝転びながら見上げるとどこからか光が漏れていて

目に溜まる雫で光が眩しく見える

恐らくそれを知らぬまま君は夢の中で眠る

 

いつか共に生きた部屋を見て笑おう

喜怒哀楽全部詰め込んだ部屋を見て絵に残して

2人の部屋の景色は色鮮やか

まるでたくさんのペンキを撒き散らしたように

 

赤と青、黄色と緑、紫とオレンジ、白と黒

似ているようで全て違う色で壁に花を描こう

河口から見たあの日の空は真っ赤で綺麗だった

君に見せたいから、今は俺が描くよ

 

今日は少し眠いかな

君が先に寝たあとの静けさは退屈だな

既読のまま返事がないLINEも

数分経てば未読になり始める

 

なんて愛おしいんだろうか

でもなんでこんなに苦しいんだろうか

俺はいなければよかったのだろうか

そうだったら、君は今どこで笑っていただろうか

 

世界はどこもかしこも暗い

この部屋のように少ししか光は入らない

でも今は常夜灯で我慢しよう

君が起きてしまうからね